明けましておめでとうございます。
2016年はますます沼地に嵌り、更新どころか記録をつける暇もなく読み耽っておりました。
今年の目標は、とりあえず読んだ本は名前と題名だけでも記録する、です!
こちらも2016年に読みかけていたのをおしまいまで読んだもの。
Dani AlexanderさんのShattered Glass
- Shattered Glass
- Createspace Independent Publishing Platform
- 本
前にGoodreadsのGay-For-Youのリストで気になっていたのですが、主人公の富豪刑事wが汚いダイナーで、ふわふわの兎のスリッパをはいた赤毛でそばかすのウェイターに一目ぼれする話と知って購入したものです。赤毛の小悪魔どころか悪魔に引きずり回される刑事くん…
本日読んだ、というか、読み終わったのはこちら、L.A.Wittさんの Last Mechanic Standing
- Last Mechanic Standing (Wrench Wars Book 1) (English Edition)
- Dreamspinner Press
- 2016-07-06
- Kindle本
と、ノヴェラ Wrenches, Regrets, & Reality Checks
- Wrenches, Regrets, & Reality Checks (Wrench Wars Book 3) (English Edition)
- Dreamspinner Press
- 2016-08-31
- Kindle本
こちらはWrench Warsというシリーズの第1作目と第3作目になります。
このシリーズはちょっと不思議な過程で出版されていまして、最初はコーダ・シリーズのMarie Sextonさんが Normal Enoughという作品を独立のノヴェラとして出していました。
- Normal Enough (Wrench Wars Book 2) (English Edition)
- Dreamspinner Press
- 2016-08-03
- Kindle本
Wrench WarsというリアリティTV(アメリカ人が大好きな、やらせドキュメンタリー)のロケ場所の自動車修理工場に勤める人見知りのメカニックの好きなものはスポーツカー。車として好きなだけでなく、彼には独特のKink(性癖)がありました。それを一目で見抜いたのがスポーツカーコレクターで石油採掘関係の弁護士にして、「Kinkを持った相手」がKink、というKink Whisperみたいな御仁です。この出会いによって、すぐ赤面してしまうシャイなメカニックくんがどう変わっていくか…。
Marie Sextonさんは意外とKinkな作品を書く方で、わたしはこの作品が単独で読んですごく好きでした。
で、仲の良いL.A.Wittさんと組んだ、自動車工場のメカニックもののシリーズがWrench Warsです。舞台となるのはWrench Warsのロケが行われている自動車工場で、すべてカップリングが違い、話の趣向も違います。
Last Mechanic Standingは、自動車修理工場の凄腕修理工と、奨学金ローン返済のためにホモフォビアの父親の元に帰って働かざるを得ない工場主の息子の物語です。偏見の強い田舎町で手軽なFuck BuddyのはずがWrench Warsのロケのせいで窮地に追いつめられていきます。
Wrenches, Regrets & Reality Checksは、Normal Enoughの自動車修理工場の持ち主と、スピンオフ番組契約の交渉をさせられることになったプロデューサーが主役です。絶対に触れてはいけないはずの相手と酒の勢いで…の後にびっくりするような展開に。大人のエロエロが好きな方にお勧め。(HFNです。)
そして4作目はMarie SextonさんのMaking Waves。
- Making Waves (Wrench Wars Book 4) (English Edition)
- Dreamspinner Press
- 2016-09-28
- Kindle本
舞台は三作目と同じ自動車修理工場。男が好きなのに幼馴染の悪友兼親友の付き合いでBiにならざるを得なかった修理工。ある日、その親友の弟が新人修理工としてやってきます。8年ぶりの再会。ひょろっとした14歳の男の子だった彼はすっかり魅力的な男性に成長しています…年の差&健気なわんこ系男の子が好きな方にはお勧め。
Marie SextonさんもL.A.Wittさんも巧いので楽しいです~お節のようにいろんな味の詰まったシリーズでした。